書道専門課程・本科

2年次

豊かな表現力を身につけよう
2年になると、少し書きたいものが見えてきます。仮名文字の好きな人、漢字の好きな人。楷書が好きな人、行書・草書が好きな人。お手本を真似ることから発展して、自分の心の中に浮かんでくる“書”を書けるようになっていきます。

時間割

 
1
9:00~
10:30
日本書道史
○水墨画
○篆 刻
千字文・草書
関戸本古今集
実用細字
仮名料紙
2
10:40~
12:10
実用細字
中国文学概論
篆  隷
風 信 帖2
短歌研究
漢字条幅
風 信 帖4
3
13:00~
14:30
楽毅論・木簡
三十帖冊子
関戸本古今集
 
王羲之尺牘
漢字創作1
鄭羲下碑
仮名条幅
漢字創作2
4
14:40~
16:10
 
書式研究
仮名三色紙
   
仮名創作

※平成26年度  上段:前期 下段:後期 ○:選択科目
※一部変更することがあります。

授業内容


○実習
漢字実習

中国では漢時代から王羲之を中心に、日本では奈良・平安時代の三筆、三蹟の作品をとりあげて、書法の原理を解明しながら、高い表現技術を修得します。さらに、名蹟をとりあげて、臨書から創作へ発展させていきます。

三十帖冊子、楽毅論、木簡、鄭羲下碑、風信帖、王羲之尺牘(喪乱帖等)、篆隷(甲骨文・権量銘・礼器碑等)

三十帖冊子 楽毅論 鄭羲下碑 風信帖 王羲之尺牘 篆隷(甲骨文) 篆隷書(権量銘) 篆隷(礼器碑)
仮名実習

1年次で学んだ技術をさらに深めていきます。料紙実習では、半紙の世界とは一味違った王朝貴族文化の美に触れ、優雅で格調高い仮名を身につけることを学びます。さらに、条幅演習を通して、幅広い表現技術も修得します。

関戸本古今集、三色紙(寸松庵色紙・継色紙・升色紙)

関戸本古今集(学生作品) 三色紙(学生作品)
実用書道

1年次で学んだ文字構造等を活かし、ハガキ・封筒などの宛名書きから賞状や巻手紙など、 より高度な実用細字を学び、実社会に即応できる技術を身につけていきます。

 



○講義

書に対する理解を深めるために、日本における書の歴史や中国文学の歴史を学びます。

日本書道史

大和時代から現代まで、時代別に歴史上作品の特色を学習し、理解していきます。

中国文学概論

李白や杜甫、孔子などの漢詩や論語を学びます。

書 式 研 究

条幅を中心に基本である色紙・短冊・扇面・巻子への書き方を学びます。

短 歌 研 究

百人一首等優れた歌の鑑賞や枕詞・歌枕・体言止め等を理解し、短冊の書き方等を学びます。



○選択科目
水 墨 画

墨と紙の関係、墨の滲みについて理解し、竹・朝顔・梅・松・雛等の描き方、基本的技法を学びます。
水墨画(学生作品)

篆  刻

作品の一部となる印に関する理解を深め、自分の印を制作します。
 
篆刻(学生作品)



卒業制作

出水 美穂  2013年 本科卒業  書道教育講座在学中
 
私はこの学校に入って初めて仮名を学びました。いろいろな古筆を学んでいくにつれ、仮名特有の細線を書くことが好きになりました。その中でも「香紙切」の空間構成と細線に惹かれ、卒業制作で取り組むことにしました。
軽快な速度で突く線を書くことが難しかったですが、何度も練習を重ね、また料紙もこだわって選び、自分で自信を持てる作品を仕上げることができました。

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